建築職人必見!建築現場で耳にする専門用語集

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内容を広く網羅し、初心者から経験者まで参考になるタイトルです。専門用語を覚えて作業の効率化や正確なコミュニケーションに役立てましょう。

1. 基礎工事現場

  1. 布基礎(ぬのきそ)
    • 建物の外周や内部の柱を支えるために、連続して設置されるコンクリート基礎。
  2. ベタ基礎
    • 建物の床全体をコンクリートで覆う基礎工法。耐震性が高い。
  3. 捨てコンクリート(すてこん)
    • 本基礎を施工する前に、地盤を平らにするために打設するコンクリート。
  4. 杭基礎(くいきそ)
    • 軟弱地盤に建物を建てる際に使用される、地中に杭を打ち込む基礎工法。
  5. アンカーボルト
    • 基礎と柱を固定するための金属製のボルト。地震対策にも使用される。
  6. 型枠(かたわく)
    • コンクリートを流し込むために設置される枠。作業後に取り外される。
  7. レベリング
    • 基礎部分を平坦に整える作業。建物全体の安定性を左右する重要工程。

2. 内装仕上げ現場

  1. 下地処理(したじしょり)
    • 壁や床の表面を平滑にする作業で、仕上げの基礎となる。
  2. パテ
    • 壁の穴や隙間を埋めるための材料。主に壁紙施工の前に使用。
  3. クロス
    • 壁や天井に貼る壁紙のこと。デザインや素材が多種多様。
  4. 巾木(はばき)
    • 壁と床の境目に取り付ける部材で、美観と保護の役割を果たす。
  5. タッカー
    • 壁紙や布を固定するためのホチキス状の工具。
  6. 見切り(みきり)
    • 異なる仕上げ材の接合部を整えるための部材。
  7. 目地(めじ)
    • タイルや壁材の接合部分。目地材で隙間を埋める。

3. 解体工事現場

  1. 重機(じゅうき)
    • 建物を解体する際に使用する機械。ショベルやクレーンが代表的。
  2. アスベスト
    • 解体時に取り扱いが厳重に規制されている有害物質。
  3. ガラ
    • 解体作業で発生する瓦礫や廃材。産業廃棄物として処理。
  4. ハツリ
    • コンクリートや壁を削る作業。専用工具を使用。
  5. 養生(ようじょう)
    • 周囲の建物やエリアを保護するためのシートや板の設置。
  6. 分別解体(ぶんべつかいたい)
    • 資材を種類ごとに分けて解体する作業。リサイクル目的で実施。
  7. ダンプ
    • 廃材やガラを運搬するトラック。現場で頻繁に使用される。

4. 外装仕上げ現場

  1. 下地調整(したじちょうせい)
    • 塗装や仕上げの前に行う表面を整える作業。
  2. 吹き付け(ふきつけ)
    • 外壁塗装で使われる技法。スプレーガンで塗料を均一に塗布。
  3. コーキング
    • 建物の隙間をシーリング材で埋める作業。防水性を高める。
  4. サイディング
    • 外壁に使用するパネル状の建材。軽量で耐久性が高い。
  5. 樋(とい)
    • 雨水を排水するための装置で、屋根や外壁に設置される。
  6. 足場(あしば)
    • 作業員が高所作業を行うために設置される仮設構造物。
  7. 塗膜(とまく)
    • 塗装後に形成される塗料の薄い層。防水性や耐久性を提供。

5. 木造建築現場

  1. 胴差し(どうざし)
    • 柱の間に渡される横材で、構造を補強する重要な部材。
  2. 筋交い(すじかい)
    • 建物の壁や骨組みを補強するために斜めに入れる材木。
  3. 梁(はり)
    • 天井や床を支えるために水平に設置される主要な構造材。
  4. 火打ち(ひうち)
    • コーナー部分の補強に使われる斜め材。地震対策にも重要。
  5. 棟(むね)
    • 屋根の最上部にあたる部分。屋根の形状や仕上げで重要。
  6. 野地板(のじいた)
    • 屋根の下地となる板材。防水や断熱に影響する。
  7. 大引き(おおびき)
    • 床下の構造を支える部材で、床全体の強度を決定する。

6. 配管工事現場

  1. VP管
    • 塩ビ管(塩化ビニール管)の一種で、耐久性が高い給水管。
  2. 継手(つぎて)
    • 配管を接続するための部品。エルボやソケットなどの種類がある。
  3. トラップ
    • 配管内に水を溜めて臭気や害虫を防ぐ部品。
  4. メーターユニット
    • 水道メーターが設置される部分で、配管の起点となる。
  5. バルブ
    • 流体の流れを調節・遮断する装置。種類に応じて役割が異なる。
  6. ヘッダー
    • 配管を分岐させるための装置で、効率的な給水に役立つ。
  7. モルタル詰め
    • 配管周辺をモルタルで埋め、固定する作業。

7. その他の建築用語

  1. 目地棒(めじぼう)
    • コンクリートやモルタルの目地部分に使用される道具。目地幅を均一にする。
  2. プレハブ工法
    • 工場で製造された建材を現場で組み立てる工法。短期間で施工が可能。
  3. GL(グラウンドライン)
    • 地盤の高さを示す基準線。設計図にも頻出する用語。
  4. クラック
    • コンクリートや壁に発生するひび割れ。放置すると構造に悪影響を及ぼす。
  5. ラス網
    • モルタル仕上げの下地に使用される金属の網状材料。接着を補助する。
  6. 仕口(しぐち)
    • 木造建築で、部材同士を接合するための加工やその部分。
  7. 天端(てんば)
    • コンクリートの最上部や、建築部材の上端部分を指す用語。

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